英語留学でシンガポールを留学先にした場合には、宿泊タイプの選択に悩む人も多いかもしれません。多くの人はホームステイと学生寮のどちらを選べばよいのかわからないと悩むため、それぞれの違いやメリット、デメリットなどを把握して比較することが重要です。
そもそもホームステイとはどのようなものなのかというと、一般家庭が留学生を受け入れたうえで、その家で家族と共に生活をするものを指しています。一般的には朝と夜の食事が提供されます。ホストファミリーは夫婦の二人だけだったり、老夫婦や子供のいる家庭など様々であり、人種もネイティブとは限らず移民してきた家族であるケースもあります。一方の学生寮とは語学学校が運営しているものであり、学生のために部屋を提供しているケースもあります。基本的にキッチンやトイレ、シャワーなどを共同で利用することになり、個室に机とベッドなどがそろっているタイプがほとんどです。
これらのどちらを選べばよいかという点ですが、語学習得における特徴としては、ホームステイと学生寮では英語の環境に大きな差が出てくることでしょう。学生寮の場合には学生しか住んでいないため、ネイティブを含め英語の上級者はほとんどいません。周りの人たちは気兼ねなく話すことができる話し相手にはなるかもしれませんが、英語で話している時に発音が間違っていることを指摘してくれたり、表現の間違いを直してくれるなどのようなことはありません。その一方でホームステイの場合には単なる話し相手になるだけではなく、英語力の向上に一役かってくれるはずです。
ホームステイのメリットとしては英語でファミリーと交流することができ、日常生活の英語力が目につく、現地特有の言い回しや表現を習得できることが挙げられます。その一方でデメリットに挙げられることは、ホストファミリーによっては常に話しかけられてなかなか一人で勉強する時間が取れないケースがあったり、生活環境や性格の相性が合わないケースも考えられます。一方で学生寮のメリットは、留学生同士で刺激し合うことができ、気軽に会話もできます。性格が合えば一緒に買い物に行ったりでき、他人の家庭ではないためストレスも少ないでしょう。
一方でお互い片言の英語なので会話相手としては役不足となり、誘惑が多いので学習時間を取りにくくなります。ネイティブがいないので新たな表現や言い回しを得る機会も少なく、場合によっては間違った表現や発音を吸収してしまうことがデメリットとなります。このように違いがあるため、どちらがよいのかしっかりと自分で選択するようにしましょう。